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Fate/Zeroを全話見た感想。

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ネロ祭の周回中にながら見した「Fate/Zero」感想です。

地上波放送中にリアルタイムで見ていたため、二度目の視聴です。

 

以下、ネタバレありです。

 

 

 

衛宮切嗣の願い

 

衛宮切嗣の願いは「世界平和」。

このような願いをもったきっかけは、切嗣の幼少期にあります。

切嗣は幼少期、南国のアリマゴ島で魔術師である父親の矩賢と暮らしていました。父親はこの島で魔術の研究をしていたため、島の人々には気味悪がられていました。

 

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しかし、島民の一人でありながら矩賢の助手を務めていたシャーレイは矩賢の研究を「世界を変える力」と呼び、島のみんなにもその素晴らしさを理解してほしいと考えていました。

 

そして、シャーレイはそれを証明するために、矩賢の研究成果である試薬を飲んでしまいます。しかし、その薬は「死徒を作るための薬」だったのです。

 

Fateの世界では、ほとんどの魔術師が「根源への到達」を目標としています。

矩賢は研究を少しでも長く続けるため、人間の寿命を延ばす死徒化の研究を行っていたのです。

 

シャーレイはこれ以上、死徒の力を抑えきれないと悟り、手遅れになる前に、切嗣に自分を殺すよう懇願しますが、切嗣は逃げ出してしまいます。

一度、死徒になってしまったら最後、アリマゴ島は死徒で埋め尽くされ、外部へこの事件が漏れないように「聖堂協会」と「魔術協会」からそれぞれ人が派遣されてきます。

 

これで、島は本当の地獄絵図に突入。

家は燃えるは人は燃えるはで幼い切嗣も絶体絶命になります。そんな切嗣を助けたのは、その後に切嗣の師匠となるフリーランス殺し屋のナタリア・カミンスキー。

 

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切嗣はナタリアから事件の顛末(矩賢が何の研究をしていたのか)を聞き、父親に今回の経緯を聞きます。それを聞いて父親がまた同じことを繰り返すと理解した切嗣は銃で矩賢を殺してしまいます。

 

この事件が切嗣の原点。

一人の犠牲(シャーレイ)を殺すことに躊躇してしまった結果、全てを失ったのです。今後、切嗣はこのことをきっかけに、「大を生かすために小を切り捨てる」という天秤の測り方をするようになっていきます。

 

事件の後、切嗣はナタリアと生活を共にし、魔術師として稼業を手伝うようになっていきます。しかし、その生活の中でアリマゴ島のような悲劇は珍しいものではなく、救っても救っても世界は少しも平和にならないことに気がつきます。

 

数年後、切嗣は再び悲劇にあいます。

それは魔蜂使いオッド・ドボルザークを狩る際に起こりました。

ナタリアは、ドボルザークが飛行機に乗って席に座った際に、首尾よくその後ろの席に座り、魔術で殺害を成功させます。その後、ドボルザークの持ち物であるスーツケースの中にいる蜂を殺し、仮は成功したかのように見えました。

しかし、ドボルザークは蜂を自らの身体の中に仕込んでおり、搭乗者全員が死徒化してしまったのです。ナタリアはなんとか死徒化せず飛行機の操縦席にたどり着き着陸の体勢に入ります。

地上で帰りを待っていた切嗣は死徒が地上に解き放たれたときの被害を考え、飛行機を打ち落とします。理由は大(人数)を生かすために。その目的のためには、母とも呼べる人でも切り捨ててしまうのです。

 

打ち落とした後、切嗣は死んだシャーレイに語りかけます。

「父さんの時と同じように殺したよ。君の時のようなへまはしなかった。僕は大勢の人を救ったよ。」と。

 

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でも、切嗣はこんな結末を望んだのではありません。

ふざけるなこんな世界は間違っていると叫び、「恒久的な世界平和」という願いを叶えるために生きていくことになるのです。

 

 

しかし、この願いを叶ることはできませんでした。

「第四次聖杯戦争」という死闘を潜り抜け、切嗣は聖杯にたどり着きますが、聖杯は願った者の願いを願ったものの考えたように叶えるものだったのです。

切嗣は、これまで人を救うため、世界を平和にするため、少人数を切り捨て大人数を救ってきました。切嗣はこれ以外に思いつかなったので、万能の願望器である聖杯という奇跡を頼ったのですが、聖杯は切嗣の知らない方法を願望に含めるわけにはいかなかったのです。

 

聖杯は切嗣の願いを全人類を殺すことで叶えようとします。

だって人類がいなくなれば、争いもなくなって平和になるでしょ?っていう具合に。

 

聖杯は切嗣に問います。

「300人と200人がそれぞれ乗った船に同時に穴が開いたとき、どちらを救う?」

「新たに200人と100人に別れて航海を続けることにしたが再び船に穴が開いた。今度はどちらを救う?」

「残りは3人。相棒ともいえる舞弥かアイリとイリヤの2人。どちらを救う?」

 

最後に残ったのは、切嗣とアイリ、イリヤの3人。

これが聖杯が叶える切嗣の求めた平和な世界というわけです。

 

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しかし、これを切嗣は拒否し、愛する娘と妻をも殺します。

家族二人と人類60億人を天秤にかけ、世界を救うために。

 

切嗣は聖杯を抜け出した後、霊呪をもってセイバーに聖杯を破壊するように命じます。

聖杯は破壊できたものの悲劇は終わりません。切嗣の願いにより空に現れた黒い太陽が冬木市全てを燃えつくさんがごとく燃え上がります。

これがのちの「Fate stay Night」でいうところの冬木大災害

切嗣はこの大災害の中、一人でも生存者がいないか探し回り、やっとの思いで見つけたのが「Fate stay Night」の主人公となる衛宮しろうその人。

 

切嗣は死の前日、衛宮邸の縁側で月見をしながらしろうと話をします。

切嗣「子供のころ、僕は正義の味方に憧れてたんだ。ヒーローは期間限定で大人になると名乗るのが難しくなるんだ。そんなことももっと早くに気づけばよかった。」

しろう「そっか、それならしょうがないな。しょうがないから、俺が代わりになってやるよ。任せろって、じいさんの夢は...」

 

これが登場人物に救いのない「Fate/Zero」唯一の救い。

正義の味方という夢を引き継いだ史郎がどのようになっていくのか、これは「Fate stay Night」のお楽しみです。

 

前日譚にあたる「Fate/Zero」ですが、その根幹は「Fate stay Night」の主人公である衛宮四朗がいかにして、正義の味方という夢を引き継ぐことになったのかということに尽きると思います。

「Fate/Zero」を見た後に「Fate stay Night」をプレイすることで、一層、感情移入し楽しむことができると思います。

 

ちなみにですが、シャーレイとナタリアはFGOに概念礼装として登場しています。

☆3礼装のため、あまり使い道はありませんが、アニメを見た後だとなぜか捨てられなくなっちゃいます笑

 

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ウェイバー・ベルベットと征服王イスカンダル

 

「Fate/Zero」は「Fate stay Night」の前日譚だけではなく、ウェイバー・ベルベットの成長物語という側面もあると思っています。(完全私見)