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『赤い悪魔が見せた意地とモウリーニョの修正力』(PL第33節マンチェスターシティ対マンチェスターユナイテッドの分析)

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みなさん、こんにちは。

 

今回はプレミアリーグ第33節マンチェスターシティ対マンチェスターユナイテッドの分析をしてみたいと思います。

 

 

 

 

 

前半はシティが圧倒する展開

 

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スタッツを見て分かる通り、前半はシティがユナイテッドを圧倒する展開でした。

デュエルではユナイテッドの勝率が勝るもののシュートは1本も打たせてもらえず2失点。

このままシティが圧勝し、プレミアリーグ最速優勝を達成するかに思えました。

 

 

 終始、シティが攻めていたので選手の位置関係としては以下の通り。

 

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シティが4-3-3のファルソ・ヌエベ(偽9番)を採用。

ユナイテッドは4-2-3-1で応戦しました。

 

ファルソ・ヌエベではトップの選手(今回の試合ではベルナウド・シウバ)が中盤におりてくることで中盤での数的優位を作ります。

 

前半はこの戦術が的中。ユナイテッドはシウバにマティッチ、シルバにエレーラ、ギュンドアンをポグバがマークする形になり、アンカーのフェルナンジーニョは自由にプレーすることができました。

 

 

まずピックアップするのは、前半4分30秒のシーン。

フェルナンジーニョが1列目と2列目に空いたスペースでボールを受けます。

そして、そのままドリブルで持ち上がります。

ユナイテッドは誰がプレスにいくのかはっきりしていないため、ずるずると自陣へと下がります。

 

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マークがつかないため、フェルナンジーニョは自分の出したいタイミングで、サイドを抜け出したダビド・シルバにパスを出すことができました。

 

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続いて前半35分36秒のシーン。

先ほどとほぼ同じ位置でフェルナンジーニョがボールを受けます。

 

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そして、再び抜け出したダビド・シルバへ。

このスルーパスはかなり難しいパスですが、中距離のパス精度が高いフェルナンジーニョをこんなにフリーにさせたら、そら出されるでしょ...

 

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ほとんどの攻撃の起点がフェルナンジーニョからなのにも関わらず、そこにプレスをかけにいかなかった結果、ユナイテッドはいいようにやられてしまいました。

 

 

攻撃としてはワントップの位置にいるルカクが収めるか、ヘディングのこぼれ球を回収して攻めようという意図は感じましたが、シティのCBででていたコンパニとオタメンディが空中戦に強く、良い形を作ることができませんでした。

 

また、パスを回して攻めようにもポグバが持ちすぎる気があるので、そこを取りどころにされ、ショートカウンターを喰らってしまいます。

 

 

前半はグアルディオラの戦術が完璧にはまり、結果2-0。

ユナイテッドは手も足も出ない状態でした。

 

 

ハーフタイムにモウリーニョがかけた魔法

 

 

しかし、ユナイテッド(モウリーニョ)も黙ってはいません。

相手ホームとはいえ、最大のライバルチームを目の前で優勝させるわけにはいかないため、意地を見せます。

 

後半開始直後からアグレッシブにプレスにいき、前半は一度もなかった相手PA内でボールを触れるようになります。入りから「ここから追いつくぞ!」という気迫と意地を感じました。

 

 

モウリーニョは前半の結果から後半に修正する能力に長けた監督です。

僕が気付いた中では大きく3つのことを修正してきました。

 

 

 

修正点1:ルカクのポジショニング

 

 

前半を通してルカクはシティのCBの近くにポジションを取っていました。

CBが持ったらプレスをかけにいくものの、それ以外の時は基本的に下がって守備はせず、味方が奪ってからの起点となるべく、前線に張った状態でした。

 

しかし、先ほども書いたように、空中戦でなかなか勝つことができないため、試合からは消えた状態が続いていました。

 

 

まずはオフェンスの際ですが、右サイドに流れてハイボールを収め、起点となる動きをします。

なぜ右サイドかというと、対面である相手左サイドバックのデルフの身長が低いため、空中戦であれば、ほとんどルカクが勝つことができるからです。(デルフの身長は公称174cm)

 

また、右サイドハーフのリンガードはこぼれ球に対する意識と切り替えの早さを持ち合わせているため、仮に相手にこぼれたとしても、カウンターをつぶすことができます。

 

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ディフェンスの際ですが、前半よりも後ろへ下がることでシティに1列目と2列目のスペースを使わせないようにします。

また、ポジションが下がったことで、CBだけでなくアンカーの位置にいる選手に対してもプレスをかけるようになります。

 

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修正点2:フェルナンジーニョに対するプレッシング

 

 

後半は、前半シティの攻撃の起点となったフェルナンジーニョをゲームから消すべく、激しくプレッシングをかけるようになりました。

 

特に頑張ったのがこの試合、右サイドハーフで出場したリンガード。

前半はデルフにしっかりとついていたのですが、後半はこれに加えフェルナンジーニョにもプレスをかけていました。

 

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リンガード以外にもルカクやサンチェスといった選手が、フェルナンジーニョにプレスに行くことで、ユナイテッドはシティの攻撃を停滞させることに成功しました。

 

 

修正点3:前線の流動的なポジションチェンジ

 

 

ワントップのルカクに中央で収めさせることをあきらめたモウリーニョは、前述のとおり、ルカクのポジションを右目に移します。

 

これによって、空いた中央のスペースをサンチェスやポグバ、リンガード、エレーラといった選手が使い、そのまた空いたスペースを他の選手が使うという連鎖が起きることで、前線が流動的となりました。

 

 

ユナイテッドの1点目は、まさにこのポジションチェンジの結果です。

右サイドのリンガードが中央に若干絞り、そのスペースを左サイドのサンチェスが使い、クロスを上げました。

 

 

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誰がつくか曖昧なところにポグバが飛び出し、完璧なゴールを決めました。

 

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2点目もポグバの飛び出しからでした。

 

後半早々失点してしまい浮足立ったシティに対して、今度は左サイドからサンチェスがクロス。またもや空いたスペースに飛び出したポグバが2点目も決めました。

一瞬の隙を見逃さず決めきってしまう、サンチェスとポグバの勝負強さに驚きました...

 

また、ポグバはディフェンダーの視覚に入る動きがかなりうまいと感じました。

ただゴール前に走り込むのではなく、タイミングを見計らいながら、相手ディフェンダーの視覚に入るようなコースを通っています。

 

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終わってみれば以下のようなスタッツとなりました。

シティは前半攻め続けたものの決めきることができず、対するユナイテッドは少ないチャンスをゴールに結びつけました。

 

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まとめ

 

 

前半、シティが2点を先行した時には優勝が決定したかに思えました。

しかし、後半モウリーニョが修正を施した結果、3得点し大逆転。

 

 

シティとしては前の試合のCL準々決勝1stLegでリバプールに3-0敗れ、2stLegで逆転するためにもこの試合で優勝を決め、次の試合にはずみをつけたいところでした。

 

また、前半で2点を先取したことから、主力のサネとフェルナンジーニョを温存したいところでしたが、フル出場したため、次の試合でのコンディションが不安。

 

さらには攻守の要であるフェルナンジーニョがプレミアリーグの次節トッテナム戦に累積警告で出場停止と踏んだり蹴ったりの結果となってしまいました。

 

この状態でグアルディオラがどのような戦術をとるのか今から楽しみです!

 

 

 

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